問 次の式を文字式を書くときの約束に従って書き直しなさい
   1・a×b÷(−4)
   2・b×a×b×(−1)

なんじゃこりゃ、これは数字じゃなくて英語の問題?

これは文字式といわれるものですよ。
     その式のその場所にどういう数字が入るのかわからないとき、
     数字の代わりに文字(アルファベット)を使って表されるものを文字式といいます。

ふうーん、なんかややこしいね。
     それでその文字式の約束事ってなんなの?

文字式の約束事は次のようなものがあります。
1・×の記号は省く
   2・文字と数字の積は文字を先に書く
   3・文字どうしの積はアルファベット順に書く
   4・同じ文字の積は累乗を使う
   5・文字の除法は÷の記号を使わず、分数を使う

じゃ、a×b÷(−4)をやってみるね。
   a×b÷(−4)= ab =− ab
−4 4

そうですね。分数の分母や分子にあるマイナスの符号は
     分数の前にしたほうが格好いいですね。

じゃ、b×a×b×(−1)をやってみるね。
     b×a×b×(−1)=−1ab

例えば3×1=3というように、
     なにかあるものに「1」を掛けてもその数は変わらないですよね。つまり
文字式では1の掛け算は省くのです。

それじゃ、正解は−ab になるんだね。

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